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大企業の歯車感と社会的インパクト

 大企業で働く人から聞かれる不満の一つとして「会社の歯車のようで嫌だ。」というものがありますね。今回はこのことについて、ちょっと考えてみましょう。

 まず、大前提として私は大企業で働くことを悪い事だと思っていません。むしろその逆なのですが、「歯車がひとつでもなくなったら、仕組みは動かなくなってしまう。だからあなたはかけがえのない存在。」などと言いたいわけではありません。むしろ、やはり歯車は換えがききますから、いなくなったらいなくなったで、十分対応できるのが大きな企業の特徴でしょう。

 では大企業の何がいいのか?それは、システムとしてきっちりしているということなんです。システムがしっかりとしてる。すると何ができるか?大きなことができるのですね。自動車を作るということなどその最たる例ですが、突如として個人が自動車作る!といっても創れるものではありません。技術的な問題もさることながら、しっかりとした行程、システムがないと実現しないのです。大企業、大きな会社では、その規模を生かして小さな会社ではできないような、大きなことができる。そしてそのことは、イコール社会に対しての影響も大きいことを示しています。

 この社会的影響力の大きさが、大企業のメリットだと思うのです。そのメリットに強く魅力を感じることができるのであれば、歯車とかなんとか細かいことは気にしないで、そのスケールの大きなことに徹底的にコミットするのがいいのではないでしょうか?スケールの大きなことの一翼を担える、これを喜びに、誇りにすればいいと思います。

 でも、どうしてもそのように考えられない、仕事がつまらない、辛くて仕方ない、ましてや残業だらけで自分の時間も持てない。という状況に陥っているのであれば、何か対策を考えたほうがいいのかもしれません。昨日の記事に書いたような(その転職待った!人事異動は環境を大きく変える、有効な手段です)人事異動をするなり、それでもダメなら転職をすることなども検討したいものですね。