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子どもがいるから、自由に生きる。

メンターを見つけた!と思った時こそ要注意!

 ビジネス書、自己啓発本などを読んでいると、メンター(師匠)を見つけるべし!などという意見をよく目にします。やはり人間、『習うより慣れろ』というところがあるわけで、しっかりした人のそばで仕事をすると、それだけで得るものが多いということなのでしょう。ちなみに自分には幸い、師匠と呼べる人がいて、その人と仕事をしているときは、自分の成長を強く感じることができました。やはりメンター(師匠)は重要だと個人的な感覚としても感じています。

 さて、この素晴らしい師匠(メンター)という存在ですが、盲信的に信じるということは危険だと思うわけです。それはなぜか?当然ですが、その人が常に正しい保証はないですし、何よりも盲信することによって、自分にとっての大事な決断を、師匠の一言で決めてしまう可能性があるからです。

 そこで自分が、盲信してしまっているのか、そうではないのかを見極める必要があるわけです。見極めの方法として最も効果的なのがその人の不満を言えるか考えてみるということです。そんなことか、と思うかもしれません。でも、盲信してしまっていると、不満を言わない、思い浮かばないのです。これは恋愛でも同じことがいえますね。相手のことを本気で好きかどうかではなく、その人のことしか見えなくなっていると、どんなことでも良く見えてしまう。ということがあります。これは非常に危険なのです。

 私は、何が何でも悪いところを探せ!と言っているのではありません。ポジティブなところをみることは、絶対にいいことです。ただ、人間であれば良いところ悪いところ、得意なところ不得意なところがあるわけです。そういうものを冷静に見れていない、見ようとしていない、そういう状態になっていたら、ちょっと注意した方がいいかな?ということなのです。

 冒頭にも書いたように、ビジネス書、自己啓発本などを読むと「メンターを見つけろ!」「メンターの探し方はこれだ!」などと書いてあります。そしてこれに影響され、多くの人が尊敬できる師を探し求めているのかもしれません。ただ、見つけたからといっても、必ずしもハッピーになるわけではない、むしろ変な人にひっかかってしまったら、トラブルに巻き込まれることだってありうるわけです。

 メンター云々に限りませんが、○○が欲しい!と思ってるときこそ、心にスキが生まれます。そんなときこそ、冷静な目を持ち続けたいものですね。