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子どもがいるから、自由に生きる。

100年読まれ続けるブログの書き方講座

 さすがに100年は言い過ぎました。ただ、どうせ書くなら、末長く読んでもらいたい。というのが人情というものですよね。「良質なコンテンツを提供する」というのが、模範解答ではあるのですが、もう少し具体的に考えてみたいと思います。

 私が思うに、大事なことは具体化と抽象化です。

 ところでそもそも、具体化とは何か?抽象化とか何か?意味を調べてみると、

抽象的…いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま。

具体的…はっきりとした実体を備えているさま。個々の事物に即しているさま。

 となっています。抽象的というとあいまいなもののように感じるかもしれませんが、むしろ、物事の本質を掴んでいるというのが本来の意味なのです。これらがブログにどう影響するのか?

 たとえば、最近話題になっていることについて書く場合。これは具体的な話といえますね。最近では、キュレーションサービスのGunosyで炎上騒ぎが起きていますね。まさに先ほどの意味にあったように、個々の事物に即しているといえます。それはそれで、話題になっている話であれば、魅力のある記事になる可能性はあるでしょう。ただ、その話題が下火になってしまったら、その文章は無価値とまではいわないまでも、読んでくれる人は極端に減ってしまうでしょう。これは具体的=個々の事物にフォーカスしているからです。ここで重要なのが抽象化するということで、Gunosy炎上について何がそもそもの問題なのか?ここをしっかりと見極める記事を書くことができ、それをGunosyに限らずウェブサービス全体の話、ビジネス全般、生活全般の話までに共通する事物を見つけ出し、それを題材にブログを書くことが出来れば、Gunosyの話題が下火になっても、間違いなく読み続けられる記事になるといえるでしょう。

 抽象化することで、物事の本質を捉え、表面的なことだけではない、多くの人に深く刺さるブログを書くことができるというわけなのです。

 そしてこの考え方は、ブログ以外の場面でも使える思考法です。具体的な特定の事物から、共通項を見つけ出して抽象化する。すなわち、物事の本質を捉えようとする考え方なのです。本質は何か?と考えるクセをつけることで、思考がより冴えわたるという経験もできると思います。