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子どもがいるから、自由に生きる。

10年言い続けて気がついた、私が家を買わない本当の理由

 身近な友人には散々話しをしているのですが、私は家を絶対に買わないと、心に決めています。

ネガティブ要因

「もし震災がきて、家が壊れて、ローンだけ残ったらどうするの?」

とか、

「隣人が変人で、毎日悩まされたらどうするの?」

とか、

「買った家が欠陥住宅で、安心して住めなかったらどうするの?」

とか、

買わない理由をあげていったらきりがなく、色々を理由をつけて、買わないことに納得をしていました。ただ、これらって可能性としてゼロではないものの、本当に起こるとも言えませんし、そもそもこのことを気にして家を買わないということが正しいのか、どうも答えに自信が持てない。というよりも、確信がありませんでした。「ネガティブな要因を気にして行動を起こさない」というのは、それこそ後ろ向きな考え方であまり好きになれなかった。ということもあります。

ポジティブな答え

 しかし最近、自分のなかで明確な答えが出てきました。それはそもそもローンに縛られたくないというもの。前向きな言葉に直すなら、自由に生きるなら、ローンはない方がいい!というものです。これまでの人生でコツコツと少しずつお金を溜めてきました。老後の生活はバッチリ!というレベルには程遠いのですが…。ただ、貯金ができて、そして今のローンがない状態を考えると、生活レベルを落とせば、今すぐにでも仕事はやめられると思うのです。満足して仕事はしていますが、この『いつでも仕事をやめられる』と考えることは、自分の精神衛生上、非常に良い効果をもたらしています。「嫌なら辞めればいい。」「嫌な仕事を嫌々続ける必要はない。」この当たり前とも言えることが出来ず、思い悩んでいる人は数多くいるわけです。その当たり前がなぜできなくなってしまうのか?それはローンがあるから。という人は結構多いのではないでしょうか?ローンによって、自分の人生が雁字搦めにされてしまうのです。

 また、これは極端な例ですが、家を買ってしまったばっかりに、どうしてもローンが払えず、奥さんが風俗で働くことになった。ということもないと言えません。あり得ないと思いますか?でも、もし今リストラにあって、奥さんに特別なスキルがないような場合、稼ぐ方法は限られてしまうのではないしょうか?ローンを背負うことのリスクは、我々が考えているよりも圧倒的に大きいのです。

よくある意見

 持ち家ならローン完済後はお金がかからない!という意見もありますが、メンテナンス等で必ず費用がかかります。また、賃貸では支払いを続けなきゃいけないという意見に対しては、公共住宅に入ってしまえば家賃は格安。もしくは所得が極端に少なければ家賃はゼロ。ということもあります。

まとめ

 重要な事は生活レベルを落とす必要があるかもしれないけれど、落としさえすればどうにでもなる状態が、ローンさえなければ容易に作り出せるということなのです。この精神衛生上のメリットを、ぜひ多くの人に感じてもらいたいです。

ちなみに、先ほど取り上げた奥さんが風俗嬢という話、本書の中に出てきます。ノンフィクションなのです…。