財政破綻の末路
こちらを読みました。
夕張市 人口が1万人割り込む NHKニュース→なくなっていたので、こちらをご参照ください。(夕張市の人口が1万人割り込む!財政破綻したメロンの町が見せる未来の日本 - NAVER まとめ)
最近ではギリシャをはじめ、アメリカのデトロイトでも財政破綻が起こるなどしています。国や州、市区町村は財政破綻するイメージがあまり持てないかもしれませんが、企業と同じで、赤字になって誰もお金を貸してくれなくなれば、破綻するのです。
で、夕張です。ギリシャやデトロイトの破綻といっても、「それは日本以外の話でしょ?」と考えがちですが、夕張市はご存知のように北海道の市です。夕張市の破綻について知ることは、自分の市が同じような状況に陥ったら、どのような道を辿るのか。そのことを学ぶ上で非常に重要な示唆を含んでいると思います。
記事では、次のように書かれています。
平成19年に全国で唯一の財政再生団体となり、300億円を超える借金を20年近くかけて返済するため、国の管理の下、財政の建て直しを進め、税金や下水道料金などの住民の負担が増し、市立病院が診療所になるなど行政サービスは縮小されました。
こうした対応に伴って住民が減り続け、人口は財政再生団体となった平成19年3月末は1万2631人でしたが、先月末には9968人となり1万人を割り込みました。
財政再生団体となってからの6年余りで人口の21%、2600人余りが減ったことになります。
夕張市は点在する集落を集約して効率的な運営を進めようとしてますが、人口減少は想定を上回る早さで進んでいて、石炭に代わる産業の育成などが大きな課題になっています。
夕張市は炭鉱の衰退で人口が減ったと言われていますが、財政破綻後の6年で人口が21%も減少しているのです。仮にこの動きが、自分の街で起こったとしたら?例えば車でちょっと動いたところが別の自治体だったりする場合、移動する人は多いと思います。そのように考えると、都市部のほうが財政破綻時の衰退は早いという可能性があるのではないでしょうか。
明日の夕張市は、私達の街かもしれません。だからこそ、自分の住む自治体の財政については、しっかりと目を見張っていたいと思います。
では、またあした!