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子どもがいるから、自由に生きる。

因数分解もiPhoneアプリ作成も、親が褒めれば幼稚園児は簡単にやってのける

 こちらのブログを読みました。→この記事をひとりでも多くの親に読んでもらいたい一心で。 | YOGAYOMU-佐藤ベジ

 こちらの記事の元となったのが、ちきりんさんの記事。→高速道路と大渋滞 - Chikirinの日記

 で、自分の考えを。ITを駆使するとか、キラ星になるとか、なんか最先端のような気がするけれど、結局は昔からある早期教育の考え方と、根底は何も変わらないのかなと。

 文中に、4歳の誕生日にパソコンを買い、プログラミングに挑戦すると書いてあります。凄いことのように思います。けど、これ、本当に4歳の子どもが自ら、心から欲していることなのでしょうか?もちろん、その可能性も否定はできません。でも親がそれをやると喜んでくれるとわかっているからやっている。という可能性もあるのではないでしょうか?というか、その可能性のほうが圧倒的に高いと思います。

 こんな話があります。小学校前の子どもに、「因数分解を解かせる」こと、これは難しいことでも何でもないんです。数学の難しい問題を解けば親が喜んでくれる。そのことを子どもが理解すれば、子どもはみるみると難問に挑戦していきます。親が喜ぶという動機付けが子どもの能力を高めるのです。では、子どもは本当に因数分解を解くことを楽しいと思っているのか?答えるまでもないですよね。で、ふと子ども自身が「自分が本当に好きなことってなんだろう?」という当たり前の疑問にぶつかった時に、その壁を乗り越えられない。親が喜んでくれる。それだけを目的に頑張ってきたから。そういうことが往々にしてあるのです。

 上記のプログラミングをすると話しているお子さんは、おそらく小学校前にはiPhoneアプリをリリースすることくらい、簡単にやってのけるでしょう。で、それが本当に意味のあることか?正直疑問が残ります。

 ITと英語が必須になる時代であるということを否定するつもりはありません。むしろ、自分自身そのとおりだと思っていて、息子にiPadを使わせたりしています。ただ、前途有望な小学校の入学式を迎える、そのために小学校前の時期に上記ブログに紹介されている教育が正しいのか、非常に疑問が残りました。

では、またあした!