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読書記録・はじめの一歩を踏み出そう-成功する人たちの起業術

  起業に関する本ということで、はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術を読みました。もっと、キャッシュフローがなんちゃらとか、どういう市場を狙うべし!とかそういう話が書いてあるのかと思ったのですが。いい意味で裏切られる内容でした。

組織図を作ろう

 本書ではいくつもの提言をしているのですが、その中で面白いなと思ったのが、組織図作ろうという話。要は、役割分担をはっきりさせよう。ということなのですね。少人数、ましては一人でやっているような段階で役割分担もなにもないでしょ。一人でやるしかいないでしょ。と思いがちですが、そうじゃないんです。役割分担をするということは、業務を細分化するということ。すると、実際は一人でやっているにしても、全体ではどのような仕事があるのか?ということが客観視できるわけです。そうすると、「今は一人で全部やっているけど、これは誰かに任せられるかもしれない。」とか「この仕事は、重要度からいうと低いから、後回し、もしくはやめてしまってもいいかも。」なんて判断ができるようになるのです。

 ましてこれからの時代、業務のアウトソーシングが非常に簡単にだれでも出来るようなっています。一人で活動している人であっても、役割をはっきりさせること、組織として活動することを意識することはとても大事なのです。

マニュアルも作ろう

 本書の中では「イノベーション→数値化→マニュアル化」というサイクルが大事。という話が出てくるのですが、マニュアル化という一部分だけ見てみても、非常に価値がある考え方です。マニュアルというとフランチャイズ店がぱっと思い浮かぶものですが、個人が活動する場合であっても、役割分担をして、自分と同じように業務にあたってもらいたいと思うのであれば、マニュアルは不可欠。組織で動くことを考えたら、マニュアルは避けては通れない道なのです。

最初から優良企業のように

 本書には、こんな言葉が出てきます。

(引用)

 平凡な会社が突然、優良企業に変身することはできません。優良企業になるには、会社を立ち上げた時から、優良企業のようなしっかりとした経営をしなければならないのです。

(引用終わり)

 起業してはじめは一人で活動するにしても、優良企業のように振る舞い、サービスを提供する。その気持を大事にしたいですね。

では、またあした!