do-log

子どもがいるから、自由に生きる。

ベトナムに住んでる日本人から聞いた、ベトナムの話

 前前職の先輩がベトナムに住んでいます。日本に帰国した際に、ベトナムに住んだからこそわかるベトナムに関する話、日本との比較などなどを聞きました。面白い話が多かったので、書き記しておきます。

歩くやつは猿。痩せてるやつは貧乏人。色黒は肉代労働

 ベトナムの街では、あまり街を歩いている人がいないんだとか。そして、日本の感覚であちこちを歩いて移動すると「お前は猿か?」と言われるんだとか。また、痩せている人は食べることができないほど貧乏人だと思われたり、色黒だと肉体労働でイケてない。むしろ色白はホワイトカラーでイケてる。ということになるんだそうです。これには驚きました。また、これが自分の価値観だ!と思っているものも、他人や環境から影響を受けたものでしかないですね。自分の価値観を持つことも大事なのでしょうが、それすら他人や環境から影響されているものと考えると、あまり自分らしさ!とかふわっとしたものに躍起にならず、ゆるく考えていいのかなと思います。

ベトナム人は幸せそう

 新興国の国民の方が幸福度が高い。という話があります。ベトナムにいても、ベトナム人のほうが日本人よりも幸福そうだそうです。その理由の一つに「知識があまりないから、何も考えない。だから幸せ」と言える面があるのだとか。確かに、日本は選択肢も多し、情報も多い。そうなるとこれはいいことなのか、悪いことなのか。悩む場面が増えます。その繰り返しによって、疲れてしまう。不安を感じる。そういう面はありそうです。かといって、何も考えずに生活できるかといえば、それも難しそうです。だからこそ、今の日本で幸せを手にするためには、自分にとっての幸せを疲れない程度に考えて、嫌にならない範囲で行動していくのが良さそうです。

生活コストは500ドル程度

 月の生活費は500ドル程度。日本円で現在であれば6万円。もちろん、家賃を含みます。6万円で生活ができるのであれば、老後はベトナムへ。というのも選択肢としてありですよね。

人の命が重すぎる

 かなり誤解を生む可能性があるので、最後に書きました。語弊があるかもしれませんが、ベトナムにいって、「日本は人の命が重すぎる」と感じたそうです。おそらく、人が死ぬ。ということを身近に感じられなくなっているのだと思います。助かる命も増えています。それは間違いなく良いことなのですが、そのことによって死ぬなんておかしい!という意識が強くなっているのではないでしょうか?人間はいずれ死ぬんです。そして、それは必ずしも年を取った順からというわけではないんです。自分は明日死ぬかもしれないし、自分の子どもが先に死ぬかもしれない。考えたくないことですが、その可能性もあるんです。受け入れることで、大らかになることができて、人生が生きやすくなる。日本の今の閉塞感がなくなることもある。ということかもしれません。これが正しいとも、言い切れないんですけどね。

以上、【do-log】でした!