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読書感想文・マラソン練習では『負荷をかける』べし!

 小出監督の著書『マラソンは毎日走っても完走できない』を読みました。

 はじめにのところにも書いてありますが、マラソンの練習で大事なことは毎日走ることではなく、『負荷をかける』ということだそうです。むしろ、ある程度のところまでは毎日走ること、走行距離を増やすことで速くなっていくそうですが、負荷をかけることでもっと効率的に速くなることができるとか。

 ではどうやって負荷をかけるのか?いわゆるダッシュをするということだそうです。その内容ですが、当然マラソンですから100メートルダッシュなどではありません。例えば、1キロ走×5本などだそうです。これらの練習では、きちんと1キロだったら1キロを全力で走りきれる速度で走ります。途中で失速しては効果が半減、走りきった後に余力が残っていても効果が半減してしまいます。そして、1本走ったら少しジョグなどで体力回復を走り、再びダッシュをするということになります。これを5本やるわけです。また、坂道(200メートル)×10本などの練習も効果的だとか。

 この練習、大変効果がありそうだと思いました。というのも、先日フルマラソンを走ってみて感じたことは、ゆっくり走るような練習だと、相当長い距離を走るなどしないと、脚や心肺を鍛えることができないな。かといって、頻繁に40キロも走ることはできないし。どうやって練習すればいいのだろう?ということです。それについての答えが、1キロ走なり、200メートルの坂道ダッシュなのです。となると、よくマラソンの練習のバロメーターとして取り上げられる月間走行距離ですが、必ずしも多ければ多いほどいいということではないということがわかります。この本を読んで、あえて少なめの走行距離で、次回のマラソンでは好タイムを出してやる!という思いに燃えているところです。このようなちょっと変わった目標を立ててみるのも面白いかもしれませんね。

 そしてこの本の内容にそって、早速1キロダッシュをしてみました。正直、相当しんどいです。5本やるつもりが、気持ちが折れてしまい、結局3本でやめてしまいました。それでも、かなり負荷をかけられたと思います。そして、練習時間がかなり短めで済むということも、サラリーマンランナーにとっては大きなメリットだと思います。このあたりのことは、ぜひまた書いてみたいと思います。